斉藤 たつや ブログ

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自由民主党横浜市会議員団 仙台市災害視察報告書

皆さん、こんにちは。

さる4月25日から26日まで、東日本大震災による被災状況を確認するため、
仙台市役所・仙台市ガス局港工場・仙台市南蒲生浄化センター・仙台市若林区荒浜地区
を訪問し、仙台市副市長を始め関係職員の方から説明を受けてまいりました。

その時の様子が、神奈川新聞にて記事になりましたので、
ぜひ、ご覧ください。http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104270037/

また、以下の通り、状況報告をまとめましたので、ご参考までご覧いただければ幸いです。


<1> 仙台市からの被災状況説明 (仙台市役所会議室)

岡部恒司 仙台市議会議員 他6名議員
伊藤敬幹 副市長、佐藤 企画調整課長、渋谷 下水道部長他

■地震発生日時
平成23年3月11日 14時46分ごろ  

■仙台市内の震度
震度6強  宮城野区
震度6弱  青葉区、若林区、泉区
震度5強  太白区

■人的被害
死者      613名(氏名が分かった方)
行方不明者   210名
負傷者     2240名

■住家被害
全壊     3,190棟
その他調査中

▼仙台市被害推計額 約6400億円
○市有施設関係:約3500億円
 ・ライフライン関係(水道・ガス・下水道等) 1857億円
 ・都市基盤関係(地下鉄・道路橋梁・公園等) 1198億円
 ・生活衛生関係(廃棄物処理施設等)      27億円
 ・建築物関係(学校・市営住宅・庁舎等)    386億円

○住宅・宅地:約230億円
○農林水産業関係:約510億円
 ・農地、農業機械等            約500億円
 ・漁業関係                 約8億円
○商工業関係                約2100億円

■仙台市の迅速な災害対応を阻害した要因
1、燃料不足
  ・重油・ガソリン・軽油・灯油、非常用発電、緊急車両、公用車、作業者の燃料、
  避難所の暖房のための燃料が払底
2、通信手段の不全
  ・電話(固定・携帯)、防災無線、衛星通信が通じない極度に通じなくなった

■復興への課題
1、被災者(宅地被害者を含む)の生活、沿岸地域の再建
2、被災地に残る災害廃棄物対策
3、水田の復興(津波被害と海水の長期冠水による水田被害)
4、インフラの復旧に要する膨大な経費
   (ガス製造施設、下水処理センターなど大型プラントが壊滅。学校等の公共施設も多数被害)
5、雇用の確保
6、要援護者の増に対応する福祉施設等の拡充

■仙台市震災対応の特筆点
1、仙台市内の小学校で耐震化を進めた結果、ひび割れはあったが、学校の全壊はなかった。
2、ほぼ10%の市民が避難所に避難したことは、仙台市防災計画の想定外だった。
   →市街地のマンション住民、学生が停電・断水・余震により避難所へ。
3、従来のように大きな堤防をつくって津波を防いでいく政策でいいのか、疑問視しており、
  「減災」のまちづくりを0からつくる必要がある。
4、沿岸部の津波被害だけでなく、仙台市街地を取り巻く丘陵地の「山津波」被害が深刻化。
  山津波の被害について、個人の対応ではなく国庫負担で山津波被害に対応できなければ、
  区画整理ができず、公共施設も修復できず、結果的に復旧が遅れる。
5、災害時を想定して、100を超える協定を関係各機関と締結していたが、ほとんど機能しなかった。
6、公共施設の発電機は重油が燃料であったため、燃料不足で機能しなかった。
7、避難所への救援物資運搬は、通信手段が遮断されたため、仙台市対策本部から、
  各区の対策本部を通過して、直接対応を行わざるを得なかった。

<2> 仙台市ガス局港工場

仙台市ガス局港工場は、仙台市宮城野区に96,000㎡の敷地を有し、供給ガス:13A46.04655MJ/㎥Nを製造。
埋蔵量が豊富で、供給が安定し、安全性に優れ、環境にやさしいクリーンエネルギーであるLNG(液化天然ガス)を、
震災前には38万戸に供給していた。
今回の地震と4月上旬の強い余震による影響や、大津波により、配管は流され、ベタ基礎の部分だけが残っている。
バースセンターも1階部分は、海水により机やロッカー、資料等が使えない壊滅状態となる。
電気系統もほとんどが破壊されてしまう。また隣接するJX日鉱日石エネルギー仙台製油所で地震直後に火災が発生し、
一時は延焼も危惧していた。
震災後の現在では、気化された天然ガスを、新潟~仙台間約260kmのパイプラインを使って市民へ供給しており、
来年の5月の完全復活を目指している。

<3> 仙台市南蒲生浄化センター 

処理人口737600人、処理能力434000㎥/日、仙台市の7割の下水を処理するセンターの
ポンプ室の外壁が津波で破壊され、電気設備が水没し、稼働停止が続いている。
下水管やポンプ場は震度6強の揺れに耐え、一般家庭から汚水が集まってくるが、
微生物を使った高度処理ができず、沈殿池で薬剤消毒をしただけで海に流している。
水の汚れの度合いは地震前の約20倍。被害が大きかったのは、処理場が沿岸部に配置されているため。
家庭から出た汚水や側溝から入る雨水を、傾斜を使って管路で流すので、処理場は標高の低い所に設けられる。
そこに津波が直撃した。
汚泥と有機物、重油などにより、付近には悪臭が漂い、生活環境状態は著しく悪化している。
地震によって蒲生地区全体が地盤沈下により60㎝~70㎝ずれ、波が浄化センターに近づいている。
有機物除去を行いたいが、配管や鉄骨などが散乱しているため重機の搬入ができない。

<4> 仙台市若林区荒浜地区

仙台市若林区荒浜地区は、仙台市海岸側に位置し、人口が約2500人、730戸の地域で
今回の東日本大震災において仙台市内で一番被害が甚大であった。
730戸の自宅などの建物は全て津波により押し流され、
海岸線から2~4㎞の内陸(ほとんどが荒浜地区)まで津波が押し寄せた。
沿岸部を縦断している高速道路 仙台東部道路の海側が荒浜地区、陸側が七郷地区。
仙台東部道路が防波堤となり、海側の荒浜地区は津波の被害は甚大であったが、
七郷地区は津波の被害は最小限であった(家屋被害)
現在、道路や鉄道は瓦礫堆積のため、全線通行止め。ライフラインは水道が回復。
下水道、ガス、電気は復旧していない。

<5> 仙台市宮城野区南蒲生地区

南蒲生浄化センターに近い南蒲生地区も甚大な津波被害を受け、
沿岸部の田畑には未だ津波で流された車両や、流木が放置されている。
建物も1階部分はほぼ全てが津波被害を受け、津波で運ばれてきたヘドロや廃棄物が
それぞれの宅地に堆積されている。
津波は海水だけではなく、海底の砂や岩とともに微生物・有害物質、浄化センターの有機物、
重油、木材などを巻き込んでいるので、瓦礫以外のヘドロ被害は想像以上に大きい。


以上、報告致します。
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  1. 2011/05/20(金) 18:42:52|
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